イタチを家の周りや屋内で見かけたら、決して放置せず、すぐに駆除を検討しましょう。
イタチは一見かわいらしい動物ですが、家に住み着くと深刻な被害をもたらします。
本記事では、イタチによる被害の実態から効果的な追い出し方法、再発防止策まで、イタチ対策の解説をしています。
正しい対処法を知って、イタチの被害から家族と家を守りましょう!
イタチを見つけたら放置NG!家に住み着くと起こる深刻な被害とは

- イタチが家に住み着くとどうなる?(糞尿・悪臭・建物損壊など)
- イタチが天井裏にいるとどんな音がする?
- イタチは人を襲ってくる?
- 感染症やノミ・ダニのリスク
- 見逃し厳禁!イタチを見つけたら最初に確認すべきこと
イタチを見かけたときに「かわいいから」「そのうち出ていくだろう」と放置することは非常に危険です。
一度住み着くと、繁殖して個体数が増え、被害が拡大するリスクがあります。
イタチの問題に早めに対処しないと、以下のような深刻な状況に発展する可能性があります。
イタチが家に住み着くとどうなる?(糞尿・悪臭・建物損壊など)

イタチが家に住み着くと、まず目立つのが糞尿による被害です。
イタチは特定の場所を「トイレ」として使用する習性があり、天井裏や壁の中に糞尿が蓄積されていきます。
蓄積された糞尿から強烈な悪臭が発生します。
一度糞尿が染み込むと、完全な除去には専門的なクリーニングが必要になる可能性があります。
さらに、イタチは巣作りのために断熱材を嚙み砕いたり、電気配線をかじったりすることがあります。
これにより建物の断熱性能の低下や火災のリスクが生じます。
特に、電気配線の損傷は目に見えない場所で進行するため、発見が遅れると危険です。
加えて、天井裏や壁の中で繁殖すると、子育ての場所を確保するために建材を破壊することもあります。
長期間放置すると、家の構造自体にダメージを与え、修繕費用が高額になる可能性があります。
イタチが天井裏にいるとどんな音がする?

イタチは夜行性の動物であるため、人が寝ている時間帯に活発に活動します。
- カリカリ・ガリガリという音
→壁や断熱材をかじる音 - トントン・パタパタという音
→天井裏を走り回る音 - キーキー・チュチュという鳴き声
→特に子イタチや繁殖期に多い
足音や鳴き声は、一般的に午後9時から明け方にかけて頻繁に聞こえ、その不規則なパターンが特徴です。
ネズミの動きと比較すると、イタチの方が大きく重い動物なので、音も比較的大きく、動きも活発です。
ネズミが比較的狭い範囲で活動するのに対し、イタチはより広範囲で活動します。

夜間の騒音は睡眠の妨げとなり、長期間続くと精神的ストレスにもつながりかねません。
夜間に不審な音が継続的に聞こえる場合は、イタチの存在を疑いましょう!
イタチは人を襲ってくる?


基本的に、イタチが人を積極的に襲うことはまれです。
イタチは臆病な性質なので、基本的には人間との接触を避けようとします。
しかし、以下のような状況では注意が必要です。
- 子育て中の親イタチは、子イタチを守るために攻撃的になる可能性あり
- 逃げ場がないと防衛本能で反撃してくる
- 狂犬病などの病気に感染した個体は通常と異なる行動をとることがある
イタチに噛まれたり引っかかれたりすると、鋭い歯や爪によって深い傷を負うことがあります。
また、感染症のリスクも無視できません。
そのため、安全対策として下記に気を付けましょう。
- 直接手で捕まえようとしない
- 必要以上に追いかけたり、追い詰めたりしない
- 子イタチがいる可能性がある場所には近づかない
イタチは基本的に人間に危害を加えることは少ないですが、野生動物としての本能を持つことを忘れずに、
適切な距離を保つことが重要です。
感染症やノミ・ダニのリスク


イタチ自体が直接攻撃することは少なくても、イタチが媒介する感染症や寄生虫のリスクは見過ごせません。
イタチが家に住み着くことで生じる健康上の危険性には以下のようなものがあります。
感染症
レプトスピラ症
サルモネラ菌
狂犬病
イタチの尿に含まれる細菌による感染症で、高熱や腎障害を引き起こす可能性あり
糞便を通じて感染し、食中毒症状を引き起こす
日本ではまれだが、感染したイタチに噛まれるとうつされるリスクがある
寄生虫
ノミ・ダニ
回虫
イタチに寄生していたノミやダニが住居内に広がり、人間や家ペットに寄生する可能性
イタチの糞に含まれる卵から感染する危険性
特に小さな子供やペットがいる家庭では、これらの健康リスクは重大な問題です。
イタチの被害は単なる不快感だけでなく、家族の健康に直接影響を及ぼす可能性があることを認識しましょう。



健康被害を防ぐためには、イタチの侵入を発見したら早急に対策を講じ、糞尿などが残された場所は適切に消毒することが重要です。
2次被害を防ぐため、対策は専門業者に依頼しましょう!
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見逃し厳禁!イタチを見つけたら最初に確認すべきこと


イタチを発見したら、パニックにならず、以下の順序で冷静に状況を確認することが重要です。
屋根の隙間、破損した換気口、基礎部分の穴などをチェックします。
イタチは直径5cm程度の穴があれば侵入できるため、小さな開口部も見逃さないようにしましょう。
足跡は、5本指で猫より小さいです。
フンは細長く、ねじれた形状で両端が尖っているのが特徴。
イタチが活動している範囲(天井裏、壁の中、物置など)を特定します。
夜間の物音に注意を払い、活動が活発な場所を把握しましょう。
家族にアレルギー症状(くしゃみ、発疹など)がないか
ペットの異常行動(特定の場所を過剰に気にする、不安な様子)はないか
イタチを見つけたら実践したい | 追い出しと予防対策


イタチの存在を確認したら、次は具体的な対策で追い出す段階です。
しかし、許可のない捕獲や殺傷は鳥獣保護法違反となり、罰則の対象になります。
ここからは罰則対象にならない範囲で、自分でできる対策から専門家に依頼すべきケースまで、
実践的な方法を解説します。
ライト・音・忌避剤などの効果


イタチは鋭い感覚を持っているため、特定の刺激に敏感に反応します。
効果的にイタチを遠ざけるには、以下のような本能的に嫌う要素を利用しましょう。
光による対策
【イタチは夜行性で暗い場所を好むため、明るい光は効果的な撃退手段となる】
- LED点滅ライトを侵入経路や活動場所に設置する
- センサー付きの強力な明るさのライトを屋外に設置する
- 天井裏に常時点灯する電球を取り付ける
音による対策
【人の声や高周波音でイタチにストレスを与える】
- ラジオを屋根裏や倉庫などの活動箇所の近くに置き、24時間つけておく
- 超音波忌避装置を設置する(人間には聞こえないが、イタチには不快な音を発生)
臭いによる対策
【イタチは特定の臭いを嫌がる傾向にある】
- アンモニア(尿素系)の忌避剤を使う
- オレンジやレモン等の柑橘系の精油やハッカ油を使う
- 防虫剤(ナフタレン)を使う※長時間吸い込むと健康に悪影響なため、使用量や場所に注意



これらの方法を組み合わせて使用することで、より高い効果が期待できます。
ただし、忌避剤には一時的な効果しかないものも多いため、定期的な入れ替えや設置場所の変更が必要です。
イタチを追い出す方法と手順


イタチを効果的に追い出すには、イタチの反撃を受けないよう、不活発な日中に作業を行いましょう。
以下に手順の例を挙げますので参考にしてください。
なお、捕獲用の罠の設置や毒エサの設置は殺傷行為につながり、鳥獣保護法違反になるため避けましょう。
マスク、手袋、長袖・長ズボンで作業を行う
家族やペットを安全な場所に移動させる
ゴミには蓋をして密閉しましょう。ペットフードも放置厳禁です。
昆虫を食べることもあるので、虫が増えないよう庭の手入れも重要です。
数日間監視し、活動の音や痕跡がないか確認します。
追い出し後も定期的な点検を続け、もしイタチの侵入が再発したら専門業者に依頼しましょう。



自分での対策が難しく感じるときは、はじめからプロの業者に依頼するのも得策です!
調査や見積もりだけなら、無料の業者も多いので、相談してみましょう。
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巣・主な侵入口の見つけ方と封鎖方法


イタチの完全な撃退には、巣と侵入口の特定と適切な封鎖が不可欠です。
以下の方法で効率的に見つけ出し、確実に封鎖しましょう。
ただし、イタチがまだ屋内にいる状態で穴を塞ぐと“閉じ込めによる殺傷”になりかねないためこの点は注意が必要です。
特に子育て中のイタチがいると思われる場合は、子イタチも一緒に出ていくまで完全に封鎖しないよう気を付けましょう。
春から初夏は繁殖期のため、子イタチが残されていないか確認が必要です。
- 異臭のする場所を追跡する(特に糞尿の臭いが強い場所)
- 壁や天井からの物音が最も頻繁に聞こえる場所を特定
- 断熱材や壁材が荒らされた痕跡を探す
- 足跡や毛が集中している場所をチェック
- 天井裏は懐中電灯で隅々まで照らし、フンや巣材(布切れ、紙、断熱材など)が集まっている場所を探す
- 屋根周り
- エアコンの穴
- 給湯器やが明日間のスリーブの隙間
- 床下の換気口
- 雨どいに接する庭木
封鎖の材料と使い方
材料 | 説明 | どんな所に便利? | 使い方 |
---|---|---|---|
パンチングメタル | 小さな穴がたくさん開いた金属の板。固くてかじられにくい。 | 軒下や換気口など、少し大きめの穴をふさぐとき | 穴より 3 cmほど大きめに切り、外側から当てる→四隅と中間をワッシャー付きビスで固定→周囲を変成シリコンで目張り |
ステンレスウール | 金たわしのような細い金属の糸をフワッと丸めたもの。 | 配管のすき間など形がいびつな小さな穴 | 手でギュッと詰めて穴を満たす→上から変成シリコンをたっぷり盛り、固めて抜け止め |
変成シリコン(コーキング材) | ペースト状の接着剤。乾くとゴムのように弾力が出て水も通さない。 | 金属板や網のすき間を目張りできる | ①汚れを拭き取る ②チューブまたはコーキングガンで連続して押し出す ③指やヘラでならして密着させる |
モルタル | セメントを水で練った粘土のような材料。固まると石のようにかたくなる。 | 基礎のヒビや大きめの穴をしっかり埋めるとき | 粉と水を混ぜて耳たぶ硬さに→コテでひびや穴に押し込み平らに仕上げ→24 時間以上乾燥 |
防獣ブラシ | 細い針金に硬い毛がびっしりついたブラシ状の隙間止め。 | 換気口など、風を通したいけど動物に入ってほしくない場所 | 口径に合わせてカット→毛の部分を外側にして奥まで押し込む→抜け防止に周囲を軽くシリコンで点止め |
再発を防ぐためのポイント


イタチを追い出した後も、再発防止のための継続的な対策が重要です。
以下のポイントを押さえて、長期的にイタチの侵入を防ぎましょう。
1. 建物の定期点検と修繕
- 3〜6ヶ月ごとに家の外周を点検
- 雨どいや屋根材の破損をすぐに修理
- 経年劣化しやすい部分(軒下、換気口など)に特に注意
- 樹木の枝が屋根に接触していないか確認(イタチの通り道になる)
2. エサとなるものの管理
- 生ゴミは密閉容器に保管し、こまめに処分
- 果樹の落下果実はすぐに片付ける
- 屋外の倉庫に食材やペットフードを放置しない
3. 敷地内の整理整頓
- 物置や倉庫は定期的に整理し、隠れ場所をなくす
- 庭の下草は刈り込み、見通しを良くする
4. 防獣対策の定期的な点検
- 封鎖した穴の劣化がないか定期的に点検
- 超音波忌避装置を定期的に移動させる(慣れ防止)
- センサーライトの電池切れや故障がないか定期確認



これらの対策を総合的に実施することで、イタチが「ここは住みにくい」と判断するような環境を作ることができます。
一つの対策だけでなく、複数の方法を組み合わせることが再発防止の鍵です。
専門業者に依頼すべき場合とそのメリット・費用相場


イタチの問題は自分で対策できる範囲で解決できることもありますが、
対策効果を感じられない場合や屋根裏や雨どいでの作業など高所での対策に不安がある場合は、
専門業者への依頼を検討すべきです。
- 専門知識と経験による効率的な対応
- 特殊機材(内視鏡カメラ、熱感知カメラなど)を用いた正確な調査
- 安全な捕獲・追い出し技術の提供
- 再発防止策の提案と実施
- 保証期間の設定(多くの業者は施工後の保証を提供)
- 調査・見積もり:0〜10,000円(多くの場合、無料)
- 捕獲・追い出し:30,000〜80,000円
- 侵入口封鎖工事:20,000〜100,000円(範囲による)
- 殺菌・消毒作業:15,000〜50,000円
- 総合的な対策:50,000〜150,000円



業者を選ぶときはどんなところに気を付けるといいですか?



施工実績や口コミ評価を確認したうえで、
①作業手順や使用薬剤を明確に説明してくれるか
②アフターフォロー体制が整っているか
③害獣駆除の資格を持っているか
これらがチェックポイントになります!
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まとめ | イタチを見つけたら早めの対策が安全と安心につながる


イタチ対策で最も重要なのは早期発見・早期対応です。
初期段階で適切な対策を行うことで、被害の拡大を防ぎ、結果的に対策コストも抑えることができます。
また、家のメンテナンスや周辺の環境整備を日頃から行うことで、イタチが住み着きにくい環境を作ることができます。
自分での対策に不安や限界を感じる場合は、害獣駆除の専門業者に相談しましょう。
プロに対策してもらうことで、安全で快適な住環境を取り戻すことができます。
早めの行動が、あなたとご家族の安心につながります!
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